IKEURA BONODORI 2026
櫓の下を走る子供
小さな自分を、重ねた夜
八月十四日、穴師公園。
池浦町の盆おどりに、おじゃましました。
櫓の下を、子供たちが走っていました。
その景色に、見覚えがありました。
ここは、僕が小学生の頃に走り回っていた公園です。
おにごっこ、かくれんぼ、サバゲー。
グラウンドも遊具もあって、日が暮れるまで、遊びました。
その広場の真ん中に、櫓が建っています。
提灯が連なって、生の音頭が流れる。
太鼓と、ギター。
子供たちが、走り回っていました。
僕も駆けていた場所を、今の子が走っています。
池浦の夜は、抽選会から始まります。
櫓の上に「抽選箱」と書かれた箱。
下のホワイトボードに、景品が並んでいました。
集まってきた子供たち
一等、ポータブルテレビ。
二等、扇風機。三等、ハンディファン。
四等、冷却マット。五等と六等は、食事券。
六等まであります。
一等から六等まで
番号が読み上げられるたび、広場がざわつきました。
踊るより先に、まず抽選。
子供が眠くなる前に、という配慮なのかもしれません。
どの出店も、目が合う。
前まで行くと、笑顔で声をかけてくれる。
テントの中では、青年団がフランクフルトを焼いていました。
鉄板の上に、何十本も並んでいます。
近くでは炭火の焼き鳥。煙が上がっていました。
焼き手のみなさん
最高の笑顔
何十本も並んで
煙が上がる
カメラを構えると、最高の笑顔をくれました。
フランクフルトを二本、高く掲げて。
皮がパンパンに張ってます。
絶対うまいやつです。
若頭のテントで、タオルが売られていました。
一枚千円。売り上げは寄付になります。
挨拶文が印刷された、池浦町一同の名入りです。
売り上げは寄付に
一枚買いました。
迎えてもらった側から、少しだけ支える側に回れた気がします。
子供会のテントにも、おじゃましました。
この盆おどりを企画・運営しているのが、この人たちです。
手に持っているうちわは、寄付をした方へのお礼。
「池浦盆おどり 八月十四日」と刷られています。
この夜を回している人たち
出す人がいて、返す人がいて、迎える人がいる。
この夜は、そうやって立っていました。